女の子がい〜っぱい!!
漫画が雑誌に掲載される場合、よくコマの横にハシラと呼ばれる
宣伝文句が挿入されております。
チャンピオンのバキを例に挙げると、枠外によく
「筋肉を描かせたら日本一の板垣恵介先生に声援を送ろう!」
「烈士・烈海王の似顔絵を送ろう!」
などと書いてあるアレです。
ところでバキセックル編前後に載っていた
「女の子を描かせても日本一の板垣恵介先生に手紙を送ろう!」
とかいう詐欺も甚だしいアオリのハシラには
ブチ切れかけたものですが
それはまた別のお話。
ガンダムエースも商魂逞しい角川書店の雑誌でありますから、
よくハシラにオリジンやガンダムエース漫画の宣伝が載っております。
ところが
そのハシラ宣伝の中に、凄まじい効果を生み出した代物があったのです。
今回はその衝撃的なハシラに迫ってみることにしましょう。
☆シーン1 アムロの決意(ガンダムエース五号
今回のオリジンはTVで言えば時期的に
第六話、『ガルマ出撃す』に当たるエピソードです。
内容的には第九話『翔べ!ガンダム』も混じっています。
前回も言ったようにジ・オリジンは
安彦先生によるアレンジが加わっておりますので
必ずしもTVどおりに話が進むというわけでは有りません。
さて、この号におけるオリジンの見所のひとつに
出撃を渋るアムロ、それを叱咤するブライトの
アニメ界に残る名シーン
「二度もぶった!親父にもぶたれた事ないのに!」
がある訳なのですが…
オリジンではブライトに叩かれた事よりも
「私も戦う!」
とけなげに現状に立ち向かうフラウの姿に心打たれたといった
アムロの心境が強調されております。
オリジンフラウはとても活発で大変萌えです。
そして、アムロはガルマ率いるジオン地上部隊へ立ち向かうべく
MS格納庫へと走っていくのです。
なんだかんだ言って男の子なアムロくん。
(・∀・)ステキー
そして男は戦場へと足を飛ばす。
(゚Д゚)?
…
……
…………
誰だこのハシラ入れた奴。
この感動的な場面に「カワイイ女の子がい〜っぱい(はぁと)」って
そりゃあねぇでしょうよ。
まるでアムロがこれからジオン軍との戦闘ではなく
ギャルゲーでもしに走っているように見えてしまいます。
ページを捲ると葉鍵ゲーで(;´Д`)ハァハァしているアムロとか。
掲載当時、このネタはいたるところで話題になったので知っている方も
多いかもしれません。
ガンダムエース六号のトニーたけざきさんのガンダムパロディ漫画でも
おおいにネタにされておりました。
☆シーン2 ガルマ、叫ぶ(ガンダムエース六号
ホワイトベースが修復作業や
怪我人の手当てにやっきになっている一方、
戦闘の合間を縫って
別荘でイセリナとイチャついているガルマ様。
ザビ家のご子息である特権を
フルに活用なさっておいでです。
と、そこに当の敵ホワイトベースから一時休戦の申し立てが。
「弱音を吐き出したな…そうはいくものか」
ほくそ笑むガルマ様。
ところがシャアはその意に反して
「案外チャンスかも知れんな」
と出撃しようとします。
「司令(君)はここに残っていたまえ」
立ち去ろうとするシャア。
軍功を立てようと必死なガルマ様はシャアを慌てて止めて
自らも出撃の意を表します。
ガルマ様一生懸命だなぁ…(;´Д`)ハァハァ。
(´Д`)…?
またかい!!
わざとか?
わざとだな?
わ ざ と や っ て る ん だ な ! ?
まるでガルマ様がシャアに、
アキバのゲームショップで18禁ギャルゲーを買って来い
と命令しているかのような場面に早変わり。
たぶんイセリナ嬢がおいそれとヤらせてくれないんで
ガルマ様も欲求がお溜まりになっておいでなのでしょう。
そしてガルマ様はシャアが買ってきた
『THE・ガッツ』をプレイして
「謀ったなシャア!」
とか言っているに違い有りませんよ。
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