それいけ!ジーン兵長
みなさんはご存知でしょうか?
1stガンダムにおいて史上初のMS戦
を行ったジオン軍人の名を。
シャア?
いいえ、違います。
彼の名はジーン。
ザク乗りの中でも1,2を争う知名度の高さを誇り、
その名を知らずしてザクを語るべからず、ガノタを名乗るべからず…
と言っても過言ではない(そうか?)、
ガンダム史に名を連ねる男です。
だが、残念な事に彼の一般的イメージは
ガンダムの初の獲物だの
ザコ一号だの
という印象ばかり。
これではいけない!
と思われたのかどうかは知りませんが
我等が安彦良和先生は彼を高く評価し、ジ・オリジンにおいて
そのイメージを払拭する活躍ぶりを見せてくれました。
このコーナーでは、その名シーンの数々をピックアップしていきつつ
彼の魅力を最大限に引き出していきたいと思います。
☆シーン1 ジーン登場(ガンダムエース1号
サイド7に潜入したザク部隊の前に現れたガンダム一号機。
その恐るべき戦闘能力は、瞬く間にザク三機、一個小隊を殲滅。
ガンダム一号機はザクの爆発の巻き添えを喰らい自滅するわけですが…
彼らの敵を討たんと燃える一人の男がいた!!
それがジオン軍人・ジーンである!
「アッシュ軍曹の仇!!」叫びつつ、連邦の施設を破壊しまくるジーン。
オリジンではガンキャノン&ガンタンクはザクより旧型のMSという設定で
あるらしく、史上初のMS戦という栄誉はなくなってしまいましたが…
その鬱憤を晴らすかのような暴れっぷりです。
ムサイのブリッジでの会話によって、オリジンのジーンの階級は
兵長であることが発覚します。
なかなかいい待遇です。
ちなみに兵長とは伍長と軍曹の間で、ギリギリ下士官には入らない階級だとか。
ジ・オリジンに於いては頻繁に使われる階級ですので、憶えておきましょう。
闘志剥き出しジーン。
さすがシャアに憧れているだけあって戦意マンマンですね。
☆シーン2 ジーン奮闘(ガンダムエース2号
誰も乗っていないと思っていたガンダムが起動!!
60mm二連装バルカンの直撃に、さすがのジーンもタジタジ…
かと思いきや、すぐに戦意を取り戻して再度立ち向かっていくではありませんか。
なんというクソ度胸。
そして、反撃してくるガンダムのバルカンを肩のシールドで防ぎつつ接近。
この後、何人ものベテランジオンパイロットが
「うわーっ!?あ、あんなところにバルカンが!?」
とパニックの内にこのバルカンの餌食になった事を考えれば
新兵のジーンがここまで冷静に対処できるのは驚異的と言ってよいでしょう。
そして弾切れを見計らって一気に攻勢へ!!
なんというクレバーさでしょうか。只者ではありません。
見よ、この勇姿!
ところで「いくら装甲が厚くたって!」と言ってどうするつもりなのでしょうか。
デニムが言っているようにザクマシンガンは全く通用しない訳ですが…
☆シーン3 ジーン堕つ(ガンダムエース2号
そして問題のこのシーン。
な、なんと!?
コックピットを通してアムロの感情を読み取っている
ではありませんか!
そう!ジーン兵長はニュータイプ(以下NT)だったのです!!
勿論元からというわけではなく、今回の戦闘がきっかけで覚醒したものと思われます。
おそらくはこの一年戦争でも稀に見る早期覚醒のNTだったに違い有りません。
もしも生き残っていれば、きっと名だたるエースパイロットに成長していたのでしょう。
惜しむらくは相手が余りに悪すぎた事。
連邦の白いヤツの圧倒的な性能の前に、あっさりと散ってしまうのでした。
さらばジーン…( ´Д⊂ヽ
どうでしょうか?
安彦先生の愛によるジーン兵長の素晴らしさが
少しでも伝わったでしょうか。
え?
そ、そうですか……。
まあいいや。
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